FPソフトウエア研究所

 

FPソフト 「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」

 

説明書

 

 

   商品番号   : A009200

   タイトル   : 妻のパート収入と世帯の可処分所得

   分野      ライフプラン

   ファイル名 : a009200.xlsm

   発売日    : 2018/02/16  Version7.03


目次

 1.画像と印刷見本

 2.概要

 3.使用方法

 4.備考

 5.動作環境とエクセルの設定

 6.サポートと連絡先

 7.使用許諾

 8.履歴

 

 


 

1.画像と印刷見本


 

■ 画像   画像をクリックすると大きく表示されます。

 

 

 

  『可処分所得』シート

 

 

 

   『源泉徴収票』シート 

 

 

  

  『所得控除』シート

 

 

 

   『内訳』シート

 

 

    『一覧』シート

 

 

 

     『グラフ』シート

 

 

 

   『資料』シート

 

 

 

 

■ 印刷見本 (PDFファイル) 

 『可処分所得』シート

 『源泉徴収票』シート

 『所得控除』シート

 『内訳』シート

 『一覧』シート

 『グラフ』シート

 



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2.概要

本ソフトウエアでは、夫が会社員・妻がパート勤務をした場合の世帯単位の可処分所得 (手取額、自由に使える金額) を算出するとともに、パート収入の増減にともなう可処分所得の変化をシミュレーションします。

平成28年10月からの「短時間労働者の社会保険適用拡大」のシミュレーションにも対応しました。

いわゆる “103万円、130万円の壁 ”  および新たな “106万円の壁 ” を具体的に把握することもできます。

 

《 主な特徴 》

・ 妻のパート収入と夫の年収を入力するとシミュレーションが開始します。

妻・夫および世帯合計の収入と可処分所得を瞬時に求めます。

妻の収入は、「時給」、「月給」、「年収」のうち入力しやすい方法を選ぶことができます。

・ オプションとして、より詳細なデータを入力することができ、これを反映したシミュレーションを行ないます。

社会保険の加入基準、社会保険料の負担率、配偶者手当などの詳細な設定もできますので状況に応じてご使用ください。

・ 源泉徴収票の形式で夫の年収・社会保険料・所得控除等のデータが簡単に入力できます。

会社から受取る源泉徴収票と同様の形式の画面で、必要な事項を迷わず入力することができます。 

・ 扶養親族の人数や生命保険料などの簡単な入力で所得控除の算出を行うことができます。

扶養している人数の選択や生命保険料の入力などにより、所得税と住民税の所得控除額および人的控除の差額が自動計算されます。 算出したデータを他のシートで活用することができます。

・ 平成302月現在の制度に基づいています。

平成28年10月からの「短時間労働者の社会保険適応拡大」に対応しています。

また税率の改定など所得税および個人住民税の計算は、平成29年分の収入に適用される平成30年の税制に基づいています。

・ 収入から可処分所得を求めるまでの内訳を表示します。

計算に使用した社会保険料、所得税、住民税などの内訳を表示していますので、結果にいたる根拠を確認することができます。

・ 妻のパート収入が増減した場合のシミュレーションを行ないます。

妻のパート収入が 0〜200万円 の範囲で増減した場合の、夫および世帯全体の可処分所得の変動をシミュレーションし一覧表とグラフで表示します。

この表やグラフから、妻のパート収入の103万円や106万円、130万円のギャップ(壁)の具体的な意味や影響を見ることができます。

・ 関連資料を掲載しました。

パート収入の制度上の扱いに関する説明や社会保険料などの計算に必要な情報を記載しました。

・ 入力はわかりやすく、コメント表示でガイドします。

必ずデータを入力する欄(ピンク色)、必要に応じて入力する欄(黄色)、表示された選択肢の中から一つを選ぶ欄(緑色)、と色分けしていますので、迷わずに入力していただくことができます。緑色の欄の選択により入力する必要がなくなる欄は灰色に変わります。

さらに入力の際には説明のコメントが表示されますので、安心してご使用いただけます。

また、入力項目のあるシートの画面上部には、[ 入力方法 ] を記載しています。 この [入力方法] の表示は、印刷の際など不要な場合には消すことができます。

・ 「ユーザー設定のツールバー」でより快適な操作を実現します。

画面構成、コメント表示、入力欄の色に関して、目的や状況に応じた使い勝手のよい設定を、「ユーザー設定のツールバー」でいつでも簡単に選ぶことができます。

 

 

 

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3.使用方法

 

本ソフトウエアを起動する前に、この「説明書」シートの 「5.動作環境とエクセルの設定 のPDFファイルをご参照の上、必要な設定を行なってください。

 

《 起動 》 

  a009200.xlsm  ファイルをご利用ください。

ファイルをダブルクリックまたは、エクセル起動後にファイルを開いてください。

開始直後に、次のような表示が画面の上部に表示されましたら該当ボタンを押下してください。

・ 「保護ビュー」

インターネットから入手したソフトを最初に動作させるときは、 ウィルス感染を防ぐ目的で 「保護ビュー」という エクセルの動作を制限する機能が働きます。本ソフトは事前にウィルスチェックを行い問題のないことを確認しておりますので、この表示が表れた場合には、“ 編集を有効にする(E) ” の箇所を押下して、この動作制限を解除してください。

・ 「セキュリティの警告」

エクセルでマクロを使用する場合に表示されます。

本ソフトは、マクロを使用していますので 「セキュリティの警告」が画面の上部に表示された場合には、 「セキュリティの警告」行の右側にある 「コンテンツの有効化」ボタンを押下してください。

 

《 各シート共通の操作 》

    入力

入力が必要なシートでは、画面上部に [入力方法] と表示されます。そのコメントに当該シートでの入力に関する説明を記載しています。 

  [入力方法] の表示は、「ユーザー設定のツールバー」で  “コメント表示OFF  または  “入力欄の色OFF  にすると消すことができます。

 

 

 

の欄は必ずデータを入力してください。

 

 

 

この欄で入力されていないところがあると画面に「データ入力が完了していません」という

メッセージが表示されます。

 

 

 

 

の欄は必要に応じて記入してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の欄はいくつかの選択肢の中から1つを選んでください。

 

 

 

 

まずこの欄をクリックすると右下に選択用のボタンが出現します。それを押すと選択肢が

表示されますので、その中から1つを選んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の欄は、

 

の選択により入力する必要がない箇所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ 入力に際し、単位は自動的に付加されます。数字のみ入力してください。

 

  

右上に赤色のマークの入っている箇所は、入力の際の説明のコメントが表示されます。

マウスを赤色のマークのところに合わせると、コメントが自動的に表れます。

「ユーザー設定のツールバー」の「コメント表示ON」/「コメント表示OFF」ボタンで、画面にこのコメント表示を出すかどうか選択できます。

 

 

 ◇ 「ユーザー設定のツールバー」

エクセル画面の上部の 「アドイン」タブ を押すと、「ユーザー設定のツールバー」 が現れます。

 

いつでも簡単に次のような設定ができます。

画面構成 : 1画面、縦2画面、横2画面 の3通りの画面構成が可能です。確認や比較など、目的に応じて最適な画面構成をお選びください。

使用例 : 縦2画面を選び、『資料』シートを見ながら『可処分所得』シートに入力する。
↓ 画像をクリックすると大きく表示されます。

 

 

 

コメント表示 : 右上に赤色のマークの入っている箇所は、入力の際の説明のコメントが表示されます。

コメントを表示させるかどうか必要に応じてON/OFF を選択してください。 当初はコメントONで表示させ、操作に慣れてきたらOFFにするなど、より快適な状態でご使用いただくことができます。

入力欄の色 : 入力欄はその性質によって ピンク色、黄色、緑色 と色分けされています。

入力の際にはON、印刷の際など色分けが不要な場合にはOFF とするなど自由に選択していただくことができます。

※ 入力が必要なシートの画面上部の [入力方法] の表示は、「ユーザー設定のツールバー」で  “コメント表示OFF  または “入力欄の色OFF” にすると消すことができます。

 

 

◇ リセット

〔 リセット 〕ボタンを押すと、次のような状態になります。

 

 

 

 の欄のデータが消去されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の欄はデータが消去されるか、または初期データとして一般的な値が表示されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ サンプル

『可処分所得』『源泉徴収票』『所得控除』シートの 〔サンプル〕ボタンを押下すると、次のようなモデルケースのシミュレーションが展開します。

家族構成    夫:会社員 妻:専業主婦 子供二人(19歳、14歳)

妻(パート勤務) :

     時給 950円、 月勤務時間 80時間

夫(会社員) :

    年収(給与収入): 6,800,000円  

    社会保険料: 1,038,346

    新生命保険料: 204,000円 および地震保険料: 25,000

    社会保険料控除・配偶者控除・配偶者特別控除を除く《その他の所得控除》は、

    それぞれ次のとおりになります。

       所得税分 : 1,075,000

       住民税分 :  820,500

       人的控除の差 :    230,000

    会社からは、配偶者手当 月額1万円 支給されます。

 

シミュレーションの結果は、以下のとおりです。

   年収の世帯合計      : 7,712,000

   可処分所得の世帯合計 : 6,251,054

 

 

◇ 〔 枠固定 〕ボタン

『一覧』シートの〔枠固定〕ボタンを押下すると、、枠を固定した状態で画面スクロールすることができます。

もう一度押すと、枠固定が解除されます。

 

 

◇ 〔 詳細 〕ボタン

『一覧』シートの〔詳細〕ボタンを押下すると、計算に使用した控除額、課税所得金額等の詳しいデータが表示されます。

もう一度押すと、詳細表示が解除されます。

     

 

◇ 印刷

エクセルの機能を使用して印刷してください。印刷プレビューを行うと印刷イメージが現れます。A4用紙で印刷されるように設定しています。

 

 

《 各シートの説明 》

● 『 可処分所得 』シート

 妻(パート勤務)と夫(会社員)の収入を入力すると、妻、夫、および世帯合計の可処分所得を算出します。

【オプション】で詳細な設定を行うことができます。

 

● 『 源泉徴収票 』 シート

夫(会社員)について源泉徴収票の形式で必要事項を入力することができます。

ここで得られたデータは、『可処分所得』シートに反映することができます。

 

● 『 所得控除 』シート

夫の所得税および住民税の計算に必要な所得控除の算出を行います。

医療費控除等がある場合には、『源泉徴収票』シートでは対応できませんのでこちらをご使用ください。

ここで得られたデータは、『可処分所得』シートに反映することができます。

 

● 『 内訳 』 シート

『可処分所得』シートに入力されたデータに基づいたシミュレーションの内訳を表示します。

社会保険料・所得税・住民税などの金額、また、適用された配偶者控除・配偶者特別控除の控除額などを表示します。

 

● 『 一覧  』 シート

夫の収入を一定のものとして、妻のパート収入が 0〜200万円 の範囲で増減した場合の世帯合計の可処分所得を一覧表示します。

妻の収入以外の条件は、『可処分所得』シートに入力されたデータを使用しています。

 

● 『 グラフ  』 シート

『一覧』シートのシミュレーション結果に基づき、妻のパート収入の変動と、それに伴って生じる世帯の可処分所得の変化をグラフ表示します。

パート収入の103万円、106万円や130万円のギャップ(壁)の具体的な意味や影響を見ることができます。

 

● 『  資料 』 シート

パート収入の制度上の扱いに関する説明や社会保険料など、世帯の可処分所得の計算に必要な以下の情報を記載しました。

A. パート収入の制度上の扱い

B. 給与所得控除額

C. 所得税の税額表

D. 配偶者控除と配偶者特別控除

E. 社会保険料の負担率

F. 短時間労働者の社会保険適用拡大

 

 

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4.備考

 

・ 本ソフトウエアは平成30年2月までに公開されている税金制度や社会保障制度に基づいて作成しています。

・ 便宜上、夫が会社員で妻がパートタイム勤務であることを想定しています。

逆の場合は、読み替えてご使用ください。

・ 税金の計算には、住宅ローン控除などの税額控除は含めていません。また、所得控除は一般によく使用されている項目のみ対応しています。(一部対応していない項目があります。)

・ 本ソフトウエアではデータ入力があまり煩雑にならないこと、完全な情報がなくてもおおよその結果を求められることを優先している箇所があります。 そのため実際の状況とは差異が生じることがあります。

・ 通常使用されないような値が入力されますと、エラーになったり誤差が大きくなりますのでご注意ください。

 

 

 

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5.動作環境とエクセルの設定

 

 

Microsoft Excel2016 20132010 のいずれかが必要です。

 OSは、Microsoft Windows 10、8、7

 PCのメモリーは、2Gバイト以上

上記環境で開発および確認を行なっております。

 

 エクセルの設定方法を画像を用いて解説しています。

下の箇所をクリックするとPDF形式のファイルが開きます。 

エクセルの設定 ここをクリック

 

 

 

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6.サポートと連絡先

 

・ ソフトウエアのサポートは、当研究所ホームページの「サポート」で行なっております。「サポート」上に対応する項目がない場合や、解決されないときは、ホームページの「連絡・問合せ」からお問合せください。

・ サポート内容は、標準でご提供したプログラムに限らせていただきます。エクセル自身の動作に関するものや、標準の動作環境以外でご使用の場合もサポート外となります。

・ ご購入いただいたソフトウエアに、重大な不具合・バグ等がある場合には、販売後1年間、無償でアップデートを行ないます。

・ ご意見・ご感想などお寄せください。当研究所ホームページの「連絡・問合せ」ページをご使用ください。

 

 

 

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連絡先: FPソフトウエア研究所

ホームページ:  http://fp-software.com/

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7.使用許諾

 

FPソフトウエア研究所のソフトウエアをインストールされる前に、必ず以下のソフトウエア使用許諾契約をお読み頂き、同意される場合のみご使用ください。

        □ ソフトウエア使用許諾契約 □

この契約は、お客様が当サイトからダウンロードされるソフトウエアやマニュアルなどの情報(以下「本件ソフトウエア」といいます。)に関し、「FPソフトウエア研究所」(以下「当研究所」といいます。)とお客様との間で締結される契約です。

1.本件ソフトウエアの著作権は、全て当研究所に帰属します。

2.お客様は本件ソフトウエア1個の購入につき、1台のコンピューターシステムで使用できます。他のコンピューターシステムで本件ソフトウエアを使用するときは、別途使用権を取得することが必要です。

3.お客様は、当研究所の事前の同意を得なければ、本件ソフトウエアを複製すること、および改変することはできません。

4.お客様は、本件ソフトウエアを第三者に配布、レンタル、リース、貸与及び譲渡することはできません。

5.当研究所は、お客様、その他の第三者が本件ソフトウエアに関連して直接間接に被ったいかなる損害に対しても、賠償等の一切の責任を負わず、かつ、お客様はこれに対して当研究所を免責するものとします。

 

 

 

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8.履歴


◆  「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」 (商品番号:A009200)

・   Ver 7.03  2018/02/16  

          ・ 平成30年2月までに公開されている税制・社会保障制度に対応。

            給与所得控除の計算変更。

            社会保険料負担率のデータ更新。

          ・『源泉徴収票』シートの書式変更。

          ・『資料』シートのデータ更新。

 

◆  「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」 (商品番号:A009200)

      Ver 6.91  2017/01/15  

・ 平成29年1月までに公開されている税制・社会保障制度に対応。

  短時間労働者の社会保険適用拡大に対応。

  所得税率変更の計算。

  社会保険料負担率データの更新。

・『可処分所得』シートのオプションの設定項目変更。

・『資料』シート:(F.短時間労働者の社会保険適用拡大)を追加。

・シミュレーション時の国民年金・国民年金保険の選択を削除。

 

◆  「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」 (商品番号:A009200)

      Ver 6.87  2015/07/15  

・ 平成27年7月までに公開されている税制・社会保障制度に対応。

  復興特別所得税の計算。

  給与所得控除の計算。

  社会保険料の負担率データの更新。

・『源泉徴収票』シートを追加。

・入力項目の見直しと、通貨単位を「円」に統一。

・サンプルデータの更新。

 

◆ 「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」 (商品番号:A009200)

      Ver 5.32  2013/03/10  

平成25年3月までに公開されている税制・社会保障制度に対応。

・新しい生命保険料控除の計算に対応。

・社会保険料の負担率データの更新。

・サンプル・データの更新。

[入力方法] の追加。

妻の月給・年収、夫の年収の入力する単位を “万円”に変更。

       Ver 5.21  2012/10/20  

平成24年10月までに公開されている税制・社会保障制度に対応。

『所得控除』シートを新設。

シート名の変更。  表示等の調整。

 

    「 妻のパート収入と世帯の可処分所得 」 (商品番号:A006200)

      Ver 4.68  2011/03/10  

入力および表示の見直し。シート名変更。『明細 』シート追加。

『一覧表』シートに、〔詳細〕〔枠固定〕ボタンを新設。

「画面」ツール・バーに「入力欄色ON/OFF」新設。

・  Ver 2.01  2009/01/05 

発売。

 

 

Microsoft Excel2013Excel2010Excel2007Excel2003  Windows10、8、7 は、米国Microsoft Corporationの登録商標です。

 

 

 

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